バンコクに滞在中、前から少し気になっていた「バンコク ゲイ マッサージ」。
せっかくだからと、思い切って飛び込んでみた。
最初はちょっと怖かったけど、結果的にはいい意味で予想を裏切られる体験になった。
シーロムの小さなマッサージ店へ
シーロム通りをふらふら歩いていると、細い路地にひっそりと「Massage」の看板が出ている店を発見。
観光客向けというより、完全にローカル向けの空気感だった。
中に入ると受付の女性に「Massage?」と聞かれる。
軽くうなずき、言われるままに400バーツを支払う。
1時間コース。
ここまでは普通の流れだと思っていた。
だが、支払いを済ませて案内された先で驚いた。
上半身裸の若い男たちがずらりと並び、こちらを見て笑っている。
10人以上いたかもしれない。
日焼けした引き締まった身体、タトゥー入りのワイルド系、可愛らしい笑顔の子もいる。
正直、少しひるんだ。
だが、せっかくなので思い切って一番タイプっぽい子を指名することにした。
指名して個室へ
指名したのは、小麦色の肌で筋肉質、いたずらっぽい笑顔の青年だった。
手を引かれて2階へ。
個室に入ると、ベッドとシャワーが設置されたシンプルな部屋。
「シャワー?」と聞かれたのでうなずくと、彼も一緒にシャワーを浴びる流れになった。
こういう展開は予想していなかったので、正直ちょっと恥ずかしかった。
マッサージは……5分だけ
シャワーを終えてベッドに横になると、軽く背中を撫でるようなマッサージが始まった。
だが、正味5分ほど。
すぐに空気が変わり、自然な流れでより親密なサービスへ。
無理矢理という感じではなく、こちらの様子を見ながら距離を縮めてくる。
マッサージを受けにきたはずなのに、いつの間にか目的が変わってしまったような感覚。
ただ、不思議と嫌な気持ちはしなかった。
むしろ、少し嬉しいくらいだった。
気になる料金
今回支払った金額は以下の通り。
- 店への支払い:400バーツ(約1,600円)
- ボーイへのチップ:2,000バーツ(約8,000円)
チップは現金で直接渡すスタイル。
合計で約9,600円ほどだった。
日本でゲイマッサージを受けることを考えたら、かなりコスパはいいと思う。
これから行く人へのアドバイス
今回の経験から、いくつかポイントを書いておく。
- 英語はあまり通じないが、簡単なジェスチャーと笑顔で十分通じる
- プレイの希望やNGは最初に伝えるほうがトラブルがない
- 夕方以降は混むので、オープン直後(14時〜16時)が狙い目
- マッサージ技術には期待しないこと
マッサージ店というより、「マッサージという名の体験型エンタメ施設」と考えたほうがいい。
まとめ
最初は戸惑いしかなかったが、終わってみれば「また来たい」と素直に思えた。
バンコクのゲイマッサージは、安くて、イケメン率が高くて、ちょっとした冒険気分も味わえる場所だ。
普通の旅行では味わえない「バンコクらしさ」を体験したいなら、思い切って飛び込んでみるのも悪くない。
この街では、たった400バーツから、忘れられない夜が始まる。