バンコクでふらっとマッサージ体験
バンコクといえばマッサージ。
観光で歩き回ってクタクタだったので、軽い気持ちでマッサージを受けることに。

シーロム通りを歩いていると、黄色いTシャツを着たスタッフに声をかけられた。
値段も安いし、雰囲気もカジュアル。あまり考えずにふらっと入店。
──今思えば、もっと警戒すべきだったかもしれない。
入った瞬間、違和感はあった
店内に案内されると、そこは薄暗い個室。

担当してくれたのは、がっしりした腕のマッサージ師。
「お、頼りがいがありそうだな」なんて思っていたが、施術が始まるとすぐに違和感に気づく。
手つきがやたらと柔らかく、距離も妙に近い。
ふと見ると、いつの間にか彼のシャツが消えていた。
(え、いつ脱いだの!?)
「まあ暑いからかな…」と自分に言い聞かせるも、心の中では警戒モード全開。
そして事件は起きた
施術が進むにつれて、タッチはさらにスローに、オイルもどんどん増量。
ついには耳元でささやかれた。
「スペシャル、いる?」
頭の中が真っ白になった。
恥ずかしさと動揺で、うまく声も出ない。
慌てて笑顔を作りながら、必死で手を振ってお断り。
彼はガッカリしたのか、ホッとしたのか、何とも言えない顔をしていた。
気まずいまま終了、そして脱出
その後は、何とも言えない気まずさを抱えたまま施術続行。
心臓バクバクのまま終了を迎えた。
時間を確認すると、なぜか少し短い気がする。
(まあ、途中でそんな空気になったしな…)
申し訳なさと恥ずかしさで、チップを多めに渡してそそくさと退店。
外に出たときのあの開放感は忘れられない。
学び:バンコクのマッサージは奥が深い
今回学んだこと。
バンコクのマッサージ屋は、外観だけで判断してはいけない。
特にシーロム周辺では、表向きは普通でも、実は「スペシャルあり」な店も多い。
本当にリラックスだけを求めるなら、事前リサーチは必須だ。
でも今思えば、こんなハプニングも含めて旅の醍醐味。
次はもっと慎重に選ぶか?それとも…また突撃するか?
バンコクなら、どちらもアリかもしれない。